faintly-fragrant04の日記

最近見た作品を紹介していきます。(個人的感想です)

ロマンスは計測不能~数学女ケ・スクチャ~

dTVで来月中旬までというのも、理由の1つですが…

1話あたり30分ほどで全10話なので、短くサクサク見られると思ってチョイス。

なので、あんまり内容は期待してなかったのですが…

これ泣けるんですけど。

タイトルからして、泣けないラブコメ感出てますよね?

あたしは今朝まで2日で見終えた「太陽の末裔」の影響なのか?、感情がおかしいのか…普通に泣けました。

 

ロマンスは計測不能~数学女ケ・スクチャ~

 

チョン・ヘビンさん演じるケ・スクチャは、過去に起こったある出来事により、数字は裏切らないと人と壁を作って生きてきたゲーム会社に務める開発チーム長。

 

パク・ジョンボクさん演じるキム・ジュチョルは、長く付き合っていた数字を愛するスクチャに、5年前に別れを告げた元彼。

 

アン・ウヨンさん演じるイ・へジュンは、スクチャとは幼なじみで弟的存在で、現在は国際児童人権弁護になっていて、アメリカから帰国した。

 

ハン・ギュウォンさん演じるジェイは、スクチャの個人トレーナーで、年下のナイスボディなイケメン。

 

ストーリーは…

 

過去のトラウマから数字に固執する超合理主義のバリキャリのスクチャが、突然訪れた恋に振り回さらながら成長するラブコメ

ゲーム会社の開発チーム長を務めるスクチャは、24時間仕事も私生活も全てにおいて数値化し、分析判断する超合理的な性格。

当然仕事でも結果を残してきたが、人の好意には疎く、超合理的な性格なので人との壁を作ってしまい、恋愛方面は得意では無い。

ある日幼なじみで親友のジへの弟であるへジュンが、海外赴任を終えて帰国する。

小さい頃から弟のように可愛がっていたへジュンとの再会に喜ぶスクチャだったが、ずっとスクチャに片想いしているへジュンは、今も弟扱いされている事へのもどかしさを感じていた。

そんなある日、職場にいるスクチャ宛に、名前を名乗らない送り主から綺麗な花束が届く。

その後、突然5年ぶりに元カレのジュチョルが現れ、やり直そうと言われ、困惑するスクチャ。

スクチャが通うジムの個人トレーナージェイは、いつも何かをスクチャに伝えたがっているが、たどたどしい言い方でハッキリと言わない。

 

一体誰がスクチャに花束を送ったのか…?

 

 

このドラマは、1話が30分程度なので気楽にサクサク見られそうだな…と思ってました。

ブコメ感のあるタイトルだしw

主役のスクチャ役の人、ドラマを見始めてなんか見たことあるなぁ…何役でなんのドラマで見た人なんだろう…と思い出せずにモヤモヤしていたら…ピーンときました!

なんとドラマ「また!?オ・ヘヨン」の主役では無いもう1人のヘヨン役の人でした。

ドラマ見た人はわかると思いますが、あのドラマには2人のヘヨンという女性が出てきます。

主役の残念なヘヨンと、そのヘヨンを長年苦しめた容姿端麗なヘヨン。

その後者のヘヨン役の女優さんでした!

 

で…話はスクチャに戻して。

最初は職場やプライベートや、花束の送り主を探したり、親友達との関係や状況などを描いていて、ラブコメ感が沢山でした。

そのうち5年前に振られた元カレジュチョルが出てきて、恐怖感のないポジティブなストーカーのように出没されw

(おままだ居たのかよ感w)

そして、へジュンの想いも描かれていき…

女性である事の理不尽も描かれて…

そのうちに、何故スクチャが数字に固執した人生を歩むようになったのか、そして35という数字を禁忌の数字としているのか…が描かれていきます。

ドラマの中でスクチャが歩いていると、たまに横に1歩ズレるんですが、その意味とは…

 

後半になると、スクチャの辛い過去がどんどん描かれていき、正直いうと泣きました。

まぁ、ここはネタバレしないZONEなので、書きませんがw

楽しく笑えそうなラブコメ感のタイトルだっただけに、あたしはいい意味で裏切られたかもw

スクチャという1人の女性の成長が見られます。

ほんの少しネタバレするとすれば、個人的な意見として…

スクチャはある男性を恋人に選ぼうとするのですが、その人を選ぶまでの思いとかをもう少し描いて欲しかったなぁと思いました。

過去のこととか元カレを含め自分の心の中のものをを押し出しすぎて、恋愛感情の経過が少なく思いました。

でも、サクサク見れた割には、泣けるドラマでした。

 

 

 

 

ここからネタバレ…

 

 

 

 

 

どこで泣けたのか…

人それぞれなので泣けない人もいると思うし、全体的につまんないと思う人もいると思います。

個人的には、弟が居なくなったことで受けたスクチャの苦しみを描き出したシーンですかね。

それは数字に固執し始めた理由でもある、弟の誘拐事件。

自分のせいで弟が消えたと自身を追い込んでいると、親友ジへが親友アンナが知らない過去の話を始めるシーンでもあります。

そんな辛い過去があったのか…

ずっと大人になっても帰らぬ弟を待ち続け、自分を責め続けて生きている。

その中で、へジュンが弟として代役を引き受けた事。

その描写がとても泣けました。

色んな点が繋がった感じがして。

 

そしてあと、虐待されていた女の子を一時引き取りして気にかける姿や、誘拐されたと思いこみやりきれないシーン。

過去のトラウマで必死になって探して、見つけた時のシーン。

「一緒に暮らさない?」と言うシーン。

とにかく泣けてきた。

ブコメじゃないやーーーん!(`;ω;´)

と、マジ泣きしてました(涙腺崩壊)

 

ただ上記にもありますが、もう少しへジュンとの(恋愛の)やり取りが欲しかったなぁ。

そうしたら元彼ではなく、この2人が結ばれた事への感情移入ができるのに…

この2人でよかったとか思えるのに、何となくそこまでの気持ちにいけない。

でもまぁ、全体的には好きですよ。

親友とのやり取りや、男4人がキャンプ場に来て助けるシーンとかw

 

あと、個人的に好きだったのが、花束をあげた人を最後に明かすシーン。

あ、あなただったのね(スクチャ本人だけ知らない)…感w

切ないよね…1ミリも届いてない気持ちが、切ない。

もっとガツガツ行かなきゃ!!と逆に応援したくなったわw

この男子、救われてくれ!と勝手に思ってました。

 

そんなわけで、大きな盛り上がりもないけど、そこそこ泣いちゃいましたこのドラマ。