野獣の美女 コンシム
この前に見たキム課長とソ理事で、ナムグン・ミンさんのドラマを初めてみて、ナムグン・ミンさん繋がりで野獣の美女コンシムを。
キム課長とソ理事ではほぼラブが無かったため、このドラマには期待してみようと……
野獣の美女 コンシム。
ナムグン・ミンさん演じるアン・ダンテは、喧嘩は負け知らずな人権派弁護士。
貧しい依頼者のために昼は無料で法律相談を、そして夜は生計のために運転代行のアルバイトをして暮らしている。
ミナさん演じるコン・シムは、幼い頃から容姿などのコンプレックスを抱え美人で頭のいい姉と比較されていた。
就職もできず、日々アルバイトをしながら暮らしている。
ストーリーは……
コン・シムは、母の美貌と父の頭脳を受け継いだ美人弁護士である姉コン・ミといつも比べられ、過ごしていた。
そんな家族を避けるように屋根部屋で暮らすシムは、語学教室に通うための費用を捻出する為に自宅の部屋をアン・ダンテという弁護士に又貸しすることになるが、2人は最悪の出会いを果たす。
そんなシムのアルバイト先で起きた事件を、ダンテは解決し2人の距離は縮まっていく。
一方、財閥の御曹司であるソク・ジュンスは完璧な男だが、祖母であるスターグループ会長に疎まれ苦しんでいた。
祖母は、26年前に誘拐された孫をいまだに捜し続けていた。
そんなジュンスが酔って絡まれているところをダンテが助けたことから2人は親しくなり、ダンテを通じてジュンスと知り合ったシムは、ジュンスに好意を抱くようになるが……。
このドラマ、ハッキリ言って大好きなドラマになりました。
ナムグン・ミンさんのいい所が凄く出ていて好きだわ。
前の役のキム課長のイメージのまま1話を見ていたので、こんなに演技の幅がある方とは……
でも、ふざけているシーンを見ると、ちょいちょいキム課長が見え隠れするので、気づきました。
これはキム課長というより、ナムグン・ミンさんが出てきているような気がするw……と。
キム課長がやっている演技(動き？アクション？)が、このドラマにも出ていたので、あーこれはナムグン・ミンさんさんの演技なんだなぁと。
見比べるとよく分かりました。
そして、ミナちゃんのドラマは初めてなんですが……
ビジュアル的に初回から、失礼ながら何故この人がヒロインなのか……？と思いました。
個人的な先入観としてですが、韓ドラのヒロインといえば割とキレイめな女性が多い中、正直キレイかと言うと……そうでは無い方だと……思いました(ごめんなさい)。
でも見ていくうちに、ミナちゃんがとても可愛く見えてきました。
というか、あたしはシムの気持ちが凄くわかるなぁと。
あたしもコンプレックスはあって、目も大きくないし、綺麗で可愛いとは程遠いし……
なので、シムの気持ちもわかるし、感情移入がスっと出来ました(良いのか悪いのか……)
シムがコンプレックスで辛くて苦しくなってるシーンは、同じような気持ちになってしまってた。
コンプレックスの塊で生きてきた女の子シムが、ダンテと出会うことで少しずつ変わっていって、素敵な女の子になっていく。
とにかく、魅力的なドラマですごく好きな作品となりました。
ここからネタバレ……
シムがジュンスを好きだって思ってる時、ダンテは切ない思いをしながらシムを応援してたり励ましてたりしてのが、ホントに切なかった。
ダンテはシムが好きなのに……と。
本当はシムを好きなのに、シムは違う人を見てる……。
しかもシムはジュンスを好きだったのに、可哀想な事にジュンスもまたシムを好きなのに、ジュンスママがシムとジュンスを引き離してしまい……お互いに溝ができてしまって。
でもそのうち徐々にダンテの人柄にシムも好意を抱いて、ジュンスでは無く結局ダンテを好きになってしまって。
でも個人的にキュンとしたのは、キャンプ場のシーンでした。
ダンテとジュンスが、シムを巡ってのシーン。
何この2人、すんごい可愛いんですけどw
嫉妬のし合い？可愛いんですけどw
取り合いですか？可愛いんですけどw
オチは、シム本人は何も気づかない……という。
その中で、シム姉のコン・ミがなかなかの策士？で、妹であろうが計算高く振る舞うもんだから、ちょっと酷くない？と思いながら見てました。
容姿端麗な姉は何しても許されるのか！？と。
でもシムが自分の気持ちを素直にダンテにぶつけ始めた時、ダンテも好きなのに自分の出生の事とかで悩んでて、シムにも本当のことを言えずきちんと向き合えなくて、少し冷たくなってしまって……の時の切なさ！！
見ていてシムが可哀想だった……
どうしてあたしがダメなの？出会った時鉢植えを落としたから？とか……泣けてきたわ。
違うそうじゃないねん！とダンテの代わりに教えてあげたいくらい。
せっかくシムがダンテに告白したのに、ダンテが全てを受け入れられなくて。
あの二人がホントに切なかった。
しかも、なかなか誘拐などの事件も見ている側は事件の大まかなことは分かってるのに、ダンテはなかなか犯人や真実にたどり着けないから、シムとダンテはどんどん切なくなるばかりで、時間だけが過ぎていって。
ダンテとジュンスが蝶の伯父の策略で仲違いをしそうになった時は、いや違うねん！2人は思い違いしてるから！！と言いたくなるくらい。
中盤から、仕掛けてるダンテのネタばらしシーンがちょいちょいあって、見てる側との答え合わせの時間ですよね？13話とかネタばらしやん！！と思いながら見てたけど。
ジュンスが悪い男にならなくて良かった。
伯父さん側に行かなくて、踏みとどまってくれて良かった。
ジュンスはいい子だから、絶対悪いことは出来ないはずだわ！！と勝手に思ってたしw
ただある意味このドラマで、誰よりも可哀想だとは思った。
好きな人には思いが届かず、祖母からは疎まれて育てられ、母親と伯父は犯罪者で……と。
でも個人的に、あのくだらないオヤジギャグを言うジュンス父は好きよ。
なんか、和むなぁ……と思いながら見てました。
最後はシム姉も、素直に計算なしにジュンスに全てを告白したし、やっと本当のいい女になったんじゃない？なんて思ってました。
シムとダンテが別れて1年後、再会した時は切なかった。
シムが怒るのも無理は無いが、ダンテにも事情があった。
でも、やっぱりシムの気持ちが分かる。
しかも、ジュンスと婚約した？！と思わせ匂わせシーンがまた……
だから、ダンテが冷たくしたのも分かるし、シムがそれに対して怒るのも分かるし……。
でも、ラストはなんだかんだと言いながら？
また弁護士やってるしw
やっぱりシムのそばがいいのね。
全部を置いてでも、シムのそばにいようとする出世欲がないダンテ。
個人的にはホント良きラストでした。
このドラマみて、ナムグン・ミンさんが好きになりましたね。
演技力も素晴らしいし、彼の魅力が溢れるドラマでした。
