色男 ホ・セク
実は主人公のセク役がジュノくんだとは途中まで知らずに、見てました。
なんか見た事あるなぁ……見覚えのあるのに、誰だろう……と。
色男 ホ・セク。
ジュノさん演じるホ・セクは、妓房で生まれ育った朝鮮初の男性妓生。
チョン・ソミンさん演じるへウォンは、兄思いの両班(ヤンバン)のお嬢様。
ストーリーは……
自由に生きてきたホ・セクが選んだ道は、朝鮮初の男妓生!
美しく整った容姿、優れた技芸、女を酔わす話術を兼ね備えた青年ホ・セクは、生まれ育った妓房が経営の危機に瀕していることに……
そこで女性客を相手にした〝朝鮮初の男性妓生〟になることを決意する。
偶然知り合った破天荒だが頼りになる相棒ユッカブとタッグを組んで大胆な宣伝活動に乗り出すと、ウワサを聞きつけた朝鮮の女たちが店に押しかけ、たちまちセクに魅了されていく。
順調に客数を伸ばしていたある日、セクは町で美しい女性へウォンと出逢う。
これまでどんな美女にも心トキメくことはなかった彼が、自分の魅力に全くなびかないへウォンに急速に惹かれてしまい、猛アタックを開始するのだが……。
人里離れた場所に住むホ・セクは、訪れた来客に自分の昔話を再現しながら思い出話を語る……というストーリー。
日本で言う遊郭のような場所が舞台になるわけなんですが……
初めはコメディだなぁと思ってみてました。
しかもジュノくんだと気づかずに見てたしw
最初は叔母さんに怒られるシーンが多く、笑えたw
男二人がめちゃ怒られてるやんw
でもどんな女性にもなびかないセクが一人の女性を本気で愛して、何も考えずに彼女との未来だけを思い描いてしまい、自分が妓生だと明かしてなくて……
最後は泣けました。
ここからネタバレ……
なんというか、後半が切なかった。
妓房の新人スクチョンが、甘い夢を見て裏切らたショックで命を絶ってしまって、その辺からの流れがホントに切なかった……
妹同然の家族を失い、悲しみに暮れたセクが烈女たちの目の前で火を放ち、訴えかけるというシーン。
からの、会いに来たへウォンに色んな思いで正直に愛してたと言えなかったセク。
本当は最初から愛してたと言いたかっただろうけど、自分と関わってはいけないとか、身分の事とか本当のことを言えず隠してきた罪悪感とか……色んなことがあって、素直に言えなかったはず。
しかもその後、叔母さんや相棒のユッカブたちの安全を案じて別れ、1人で人里離れた場所で生きてきた。
突然訪れた来客は、実はあのへウォンの使いの子だったのね。
少し離れた場所からへウォンとセクは、愛を確かめあったのね。
長い歳月を経て……やっと。
もう、最後のシーンが切なくて。
2人はお互いが好き同士だったのに、あの牢屋の前での「少しでも私を愛してた?」「1度も誰も愛したことは無い」的な会話を最後に、会ってなくて、これからもきっと会うことはなくとも、長い歳月を経てお互いの無事を確認し、そしてあの頃の本当の気持ちを知ったのね。
そして、一緒にいられなくても今もなお2人の心は結びついていると……
切ねぇっす。
なんとも切なかった。
最初のコメディ感は最後は皆無で、ちょっと泣けました。