faintly-fragrant04の日記

最近見た作品を紹介していきます。(個人的感想です)

キルミー・ヒールミー

ジキルとハイドに恋した私を見ようとした時に、ググって調べてたらこのタイトルが出て、多分多重人格ということから、出てきたんだと思います。

いつか見たいとは思ってました。

そして、実チソンさん作品は初なのでした……

 

キルミー・ヒールミー

 

チソンさん演じるチャ・ドヒョンは、スンジン財閥の御曹司。

実は多重人格という家族に言えない秘密を抱えている。

 

ファン・ジョンウムさん演じるオ・リジンは、新米精神科医である日多重人格のドヒョンに出会い、別人格のセギに告白される。

 

 

ストーリーは……

 

アメリカで静かな生活を送るスンジン財閥の御曹司チャ・ドヒョン。

お人好しで誰にでも好かれる性格だが、実は多重人格という家族にも言えない秘密を抱えていた。

ある日ドヒョンは別人格の一人であるセギの仕業により、いつの間にか韓国に向かう飛行機に乗っていた。

その帰国途中で覆面小説家のオ・リオンと精神科医のリジン兄妹と出会う。

その後ドヒョンはリジンと再会するが、その時ドヒョンはセギの人格に切り替わりいきなりリジンに告白してしまう。

セギの行動が全く記憶にないドヒョンと、目まぐるしく変化する彼の様子に混乱するリジン。

やがてリジンは、ドヒョンが多重人格である事を知り、ドヒョンはリジンに自分の主治医になって欲しいと依頼する。

多重人格になった原因を探り始める二人。

そこには過去の事故とリジンの影が見え隠れしていた。

一方セギは主人格であるドヒョンを抹殺し、リジンを手に入れようと画策していた・・・

 

 

個人的には、この話好きです。

正直、ジキルとハイドに恋した私もいい話でしたが、ラストがイマイチ好きに慣れなくて妙に切なかった。

ロビンを失った切なさは今でも辛い・・・

ソジンかロビンを選んでロビンを消すという方法しか取れないというラストが…

しかしこの話はそういう解釈の話ではないので、個人的にすごく好きなラストでした。

多重人格のセギもフェリーもヨソプもヨナも、みんな愛すべきキャラでした。

最初は手のかかる人々だったけど、全員愛すべきキャラだったとラストに思えた。

U-NEXTで約60分×20話という…まぁまぁ長かったけど、最後までどうなる?!と思いながら見てました。

個人的にはラスト2話が一番泣きまくってたかな・・・

ジギハイとこの作品どちらが好きかと言えば、こちらの作品推しです。

これはおかわりしても、いいと思える作品でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからネタバレ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれドヒョンから作り出された人格は、全てドヒョンやリジンに関係していた名前だった。

フェリー・パクは、ドヒョンの父親が優しかった頃の思い出のような人格で、決して悪い人でもなければ周りを困らせるキャラでもなかった。

ヨソプは、学生時代にドヒョンが自殺しようとして…その時にもらった洗礼名がアン・ヨソプ。

そしてその妹として括作り上げられたアン・ヨナ。

だから二人は高校生の人格だった。

シン・セギは、彼が家に火をつけた「新世紀マッチ」から付けられた、シン・セギ。

セギが花火を見せに連れていったのは、幼い頃にリジンと花火を見に行こうと言っていたから。

ナナという名前と思われていたのは、ドヒョンの中で作られてしまった幼い頃のリジン(ドヒョン)。

そしてそれは、実父からのプレゼントのクマのぬいぐるみだったのね。

そして最後の現れたミスターXは、ドヒョンの中で作り出されたリジンが迎えに来て欲しかったリジンの実父。

そう考えると、チソンさんの演技力の凄さが…

 

でもラスト2話で、それぞれの人格とお別れするってなった時が一番辛かった。

ドヒョンの中の感情そのものが個別の人格として現れてしまい、全てドヒョンなんだけど……それぞれの人格が居なくなるのは、元は1人の人格なんだけど悲しかった。

特に辛かったのが、ヨナとセギかな。

ヨナは手のかかる扱いにくいキャラだったけど、憎めなくてw

憎まれ口ばかりで突拍子もない行動に出てリジンやリオンたちをいつも困らせていたけど、最後に「妹みたいに友達みたいに話してくれてありがとう」って言った時には…もぅね泣きまくってました。

そしてセギとの別れも、切なかった。

セギが一番リジンと近いところにいて、すごく辛く傷ついていた人格だったかもしれない。

リジンを想い守ってあげたくて出てきた人格。

 

この作品の何がいいかっていうと、それぞれの人格を消したんじゃなく1つに戻したという解釈が好きだったんです。

ジギハイみたいに存在するべきではないから消すっていうのは、それは辛い。

でもこの作品では、すべての人格はドヒョンから出てきた人格(カケラ)だから、1つ(ドヒョン)に戻そうという解釈なので、それぞれの人格がいなくなるのは悲しいけど、このラストは好きでした。

ジギハイみたいに消したんじゃなく、元に戻ったという考えが良かった。

 

個人的に、凶暴な人格なのにリジンの言うことは聞いてしまうセギが好きだったなぁ。

キレキャラなのに、リジンの言うことはちゃんと聞いてしまうというw

幼い頃からドヒョンでありセギであり、守っていてリジンが大好きだったんだな。

あと、ヨナの「歯を見せるんじゃないわよ!」とリジンに会う度に言うのが妙に好きだったw

そしてドヒョンとリジンは、本当の意味で地下室を手を取り合い出られたんだなぁ。

 

 

実は初めてチソンさんの作品を見ましたが、イケメンだわw

何度キュンキュンしたことか…

またチソンさんの作品見てみようと思いました。

 

そして今回の推しキャラは…

アン秘書ですかね。

秘書として最後までいい仕事っぷりだし。

気が利いて抜かりないし。

そして裏切らない、ドヒョンの味方であり道標のような人でしたね。

 

 

これはまた見返したくなる作品です。