彼はサイコメトラー
邦題がプライムビデオとdTVとでは、違うこの作品。
前から気にはなってたけど、もうすぐdTVで配信終了になるので、見てみることにしました。
基本的に作品見る前に内容を調べないので見る前は、タイトルからしてファンタジーぽいので不思議な能力を使って色んな難事件を解決していくのかなぁ?コナン的な?と思ってたのですが……
見たあとは、なんとも言えない気持ちになりましたね。
彼はサイコメトラー。
ジニョンさん演じるイ・アンは、11年前の団地火災で家族を失い、その事件をきっかけに触れた物や人の記憶の残像を読み取ることが出来るサイコメトリーの能力を持つようになる。
シン・イェウンさん演じるユン・ジェインは、11年前の団地火災事件の容疑者の娘という理由で、様々な苦難を経験し孤独に生きてきた。
周りにその秘密がバレないように、常に素性を隠していた。
ストーリーは……
11年前、警察官の父と優しい母親の3人で暮らしていた団地で火災事件が起こり、1人の青年に助けられ生き残ったイ・アンは、その事件をきっかけに触れた人や物の残留思念を読み取るサイコメトリー能力を手にする。
それから月日が流れ、あの団地火災事件と類似した火災事件が発生する。
高校生になったアンの能力を知る刑事ウン・ジスがアンを極秘で捜査に参加させるが、能力はなかなか上手く発揮されなかった。
同じく11年前の事件の被害者で、当時アンを助けそれからアンの兄代わりとなり面倒を見ている検事カン・ソンモも一連の事件の真相解明に関わるが、アンが事件に手をつけることに気が乗らない様子。
そんな折、アンは転校生のユン・ジェインに覗き魔だと勘違いされてしまう。
ジェインは、あの団地火災の容疑者の娘であの事件のせいでずっと素性を隠し、周囲にバレては転々として苦しんで生きてきたのだった。
最初は、不思議な能力で事件を解決していくようなドラマかと思いきや、結構ね重たい話でした。
dTVでは約30分が32話あって、1つの冤罪かもしれない事件をメインに全話飽きずに見られるのか?と思いながら見てましたが、最後まで見たくなる内容でした。
ジェインとアンが出会う事で、色んな変化が起きていき……
中盤からどんどん真相に迫ってきて、最後まで見たくなる作品でした。
終盤はもう、え?どーゆーこと!?え?そーゆー事なの?と、予想を裏切られました。
実は、ヒントとか答えのようなものは、最初からあったんですよね!!
中盤くらいになるまで、毎話冒頭に11年前の事件のシーンがちょいちょい流れるんですが、そこに隠されていたんですよ……
全貌が見えた時は、ため息しか出なかった。
ここからネタバレ……
全部見終えて……いや最後の2話くらいで、もうため息しか出なかった。
ソンモ!!そーゆー事だったのね!!みたいな。
諸悪の根源が……その後のみんなの人生を狂わせてしまって。
個人的にはジスが、ホントに可哀想だった。
父親のことも、ソンモを想う気持ち信じたい気持ちも……
切ねぇっす。
唯一ほっこりしてたのは、デボンとソヒョンカップルとナムとスクチャカップルの2つのカップルですよ。
唯一の癒したち……。
ジェイン父も報われたから良かったけど、ソンモ親子もホントに可哀想だった。
殺人を犯してしまい決して許されることでは無いけれども、ずっと恐怖と切迫された人生を送ってきたから、誤った道を進んでしまったことを一概に責めることは誰にも出来ないかもしれない。
なんか、見終えて本当に重く辛い気持ちになりました。
主役のジニョンくんの役のアンがアホで可愛いから、まだほっこりできたけどw
荒れ狂ってた中学時代も、尖り具合がなかなかでしたね。
見ながら、あたしが少し前に見ていたバビ(知っている人は知ってる)とは程遠い……と思って、ジニョンくんも演技の振り幅凄いなぁと。
見ていて楽しいか?は別にして、色々考えてしまう作品でした。