空から降る一億の星
確か日本で明石家さんまさんが出演されてるのを、放送されてたのは知ってました(見てなかったので内容は一切知らなかった)。
韓国版の方がむしろ初見……という。
ソ・イングクさん演じるキム・ムヨンは、クラフトビール会社の従業員で魅力的だけど独特の眼差しと瞬間記憶力を持ち、ミステリアスな30歳男性。
チョン・ソミンさん演じるユ・ガンジンは、広告デザイン会社のデザイナーで、ムヨンが勤める会社のデザイン担当で20歳離れた兄ジングクと2人暮らし。
ストーリーは……
広告デザイナーのジンガンは幼い頃に両親を失い、20歳年の離れた兄ジングクと2人で暮らしてる。
ある日親友スンアの陶芸展に招待されたガンジンは、パーティーのスタッフとしてやってきたビール会社の従業員ムヨンと出会う。彼の失礼な発言に怒りを覚える。
兄のジングクも陶芸展に向かう途中にすれ違ったムヨンの眼差しに何故か胸騒ぎを覚えた。
一方スンアは婚約者の財閥御曹司ウサンが有名教授の陶芸品を購入しスンアの作品とし展示し、更に作品解説のトークショーまで準備していることを知り、ウサンと口論となる。
その場でで二人の会話を耳にしたムヨンは、偶然を装い作品を壊し、スンアの嫌がっていたトークショーを阻止した。
スンアはそのことがきっかけでムヨンに夢中になり、彼と付き合い始める。
そんな中、女子大生殺人事件を捜査していたジングクは、いくつかの手がかりからムヨンが事件に関係していると直感する……
最初、1話から見て……
特に盛り上がりもなく、サスペンスなのかラブなのか……
更に、ジンガンが直接事件に巻き込まれるわけでもなく、なかなかジンガンの恋愛も始まるわけでもなく……という、何とも言えない感じが続き、離脱しかけました。
前半は、何かよく分かんねぇな……的な感じで見てました。
ストーリーが進むにつれ、ジンガンの周りにも変化が起き……ようやく自分の中で動き始めました。
スンアとムヨンの関係も、本気なのか遊びなのか……何なのか……読めない解せない。
日本版を見てなかったので、ストーリーを把握してないためモヤ感が。
ここら辺からネタバレします。
その後、スンアとウサンの死がまたストーリーを変えていき、小出しにしてくるムヨンの幼少期の話も……気になり始め。
段々と少しずつ、わかり始める過去。
自然とムヨンとジンガンが向き合い始め、お互いがお互いを求め始めていく。
ジングクの本当の辛さとか、打ち明けられない過去とか……タクという理解者が居て本当に良かった。
チョロンも本当に優しい男だったなぁ。ジンガンが好きだったのに……辛すぎやん。
ユリも本当に可哀想だった。生い立ちとか色々ひっくるめて、……ちゃんと愛する愛される人に出会って欲しい。
個人的にはムヨンの「生まれ変わりたい」と願った言葉で、泣きました。
あの瞬間の言葉は、本当の心の声だったと思う。
色んなことが自分に降り掛かっても尚、生まれ変わりたいと願ったんだと思う。
でもその後のウサン姉の意地悪な小細工で、2人の運命は大きく変わってしまった。
違う情報を与えられ、ムヨンはジンガンから遠ざかり、それがまた2人の運命を変えてしまって。
最終話は、ずっと大号泣してました。
ジンガンがムヨンの居場所を確信し駆けつけ、ムヨンの家で起きた事……
辛すぎた。
2人は救われるはずだったのに……。
正直……見始めた時は、皆さんがネット上でめちゃくちゃ感動した!泣いた!また見たい!と言うコメントを多く見てたので、そんなに?全然グッと来ない……と思うくらい盛り上がってなかったけど、最後まで見ると本当に見てよかった。
「愛を知らない男に訪れる悲しくも美しいラブストーリー」というキャッチコピーなんですが、本当に正しくそれだった。
ストーリーは、美しかった。
トッケビ以来、大号泣してました。
めちゃくちゃ切なくて、めちゃくちゃ泣けるドラマでした。