faintly-fragrant04の日記

最近見た作品を紹介していきます。(個人的感想です)

30だけど17です

タイトルが不思議だなぁ……と思い、この間見た「愛の温度」のヤン・セジョンくんが出ていたので、見ようと思いました。

 

 

30だけど17です。

 

ヤン・セジョンさん演じるコン・ウジンは、絵を描くことが得意な有能な舞台デザイナー。

片思いするソリが乗ったバスが多重事故に巻き込まれ、ソリが亡くなったと思いウジンは自分に責任を感じ、その事故のトラウマから他人と距離を置いて生活している。

 

シン・ヘソンさん演じるウ・ソリは、天才バイオリニストとしてドイツの名門音大にバイオリンの早期留学を控えていた17歳の時に交通事故に遭う。

13年後、ある日突然昏睡状態から目覚める。

 

 

ストーリーは……

ウジンは17歳の時に、バイオリニストを目指す他校の女子学生のウリに一目惚れするが、告白を決意した日にウリの乗ったバスが事故に遭い、自分のせいで初恋相手を死なせてしまったと自分を責め続け、その日から他人に心を閉ざしたまま生きてきた。

一方17歳の時に事故に遭い、昏睡状態のまま13年の時を経て30歳になったウリは、ある日突然目を覚まし、自分が30歳になっていることにショックを受ける。

バイオリニストになる事も、家も友人も何もかも失ったウリは病院を抜け出し、記憶を辿り自分が住んでいた家を尋ねるが、その家にはウジンと甥っ子のチャンと住み込み家政婦のジェニファーが住んでいた。

お互いの関係を知らないウジンとソリは、元住人と現住人という関係で、行く宛ての無いソリを仕方なく受け入れ生活を始めるのだったが……

お互いの心は17歳で止まったまま……

 

久しぶりに感動したドラマでした。

このところ配信終了ドラマを潰すように見ていましたが、これは!!

正直感動しました。

ホント久しぶりに泣いた!

 

それもそのはず、演出が「君の声が聞こえる」「ピノキオ」チョ・スウォンさんなんですもの!!

ドラマを見ていて、何となくどことなく……ピノキオっぽいなぁとか思ってました。

もちろんストーリーは全然違いますが、過去にこんな事件があって今ここに繋がっているとか、韓国ドラマあるあるですけど、だけど!!ピノキオ感が出てました。

ここが……特定出来る訳では無いのですが、ピノキオも君の声が聞こえるも過去にこんな事件があって、今こうなって……的な感じですよね。

でもね、セジョンくんの演技がホント切ないんですよ。

泣きの演技が何度も出てくるんですけど、ホントにホントにこっちまで辛くなる……

 

そして、シン・ヘソンさん、見たことあるなぁと思ったら「青い海の伝説」のチャ・シア役の人じゃん!

脇役だったけど、この役のシアは好きなキャラで覚えてます。

家政婦にワガママだ強気だったけど、途中からある理由で……しおらしくなるというw

 

とにかくこのドラマは、愛の温度よりセジョンくんの役者としての魅力が存分に出ていたと思います。

 

そして大好きなイェ・ジウォンさんがジェニファーという謎の家政婦として出演されていて、いい役どころでした!

 

 

 

 

 

 

 

ここからネタバレ……

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマは、自分の中で好きなドラマになりました。

感動して、最後の方で泣きました。

 

セジョンくんが特別好きという訳では無いのですが、彼の役の中で物憂げな表情とかを見ると、演技が上手な方だなと思いました。

 

22話だったかな?

歩道橋の上でウリがウジンを待つため(会うため)、ウジンとソリが泣きながら13年前の話をした時、ホントに泣きました。

本当は13年前に、ウリの方が先に好きだったこと。

空港で、ウジンとホントは出会うべくして会っていて、同時に幼い頃のチャンとも出会っていて、ウジンの姉(チャンの母親)とも出会っていて。

その後も何度も街で見かけて気になっていたこと。

伏線は色々ありましたよね。

飛行機の中で、ソリは叔父さん夫婦と話していて「空港でバイオリン忘れただろ?」と言われ「あれは迷子の子を……」みたいな会話もしてたし、チャンの母親が日本に経つ前2時間だけ自宅に来た時、ウリが「どこかで見たような……」と独り言言ったときとか……あとなんかいろいろあったけど、伏線はあったんですよ!!

まぁ伏線張られた時点では気付かないわなw

でも、あのソリの話のおかげでウジンの心が解放されたんですよねぇ。

 

そして、ソリが知らないところで、ちょいちょいウジンが陰ながらコソッと動いていたこと、そこも良かった。

例えば、叔母さんにこっそり「このままだと一生ソリは自分を責め続けるので、会ってあげてください」とメッセージを残したこととか。

キュンときた。

 

キム監督も音楽を楽しめるバイオリニストになったし、チャンも叶わぬ初恋で成長したし、ジェニファーも前に進めたし。

失った人も居たけど、ソリは成長もしたし、新たに素敵な人達に出会って、よかった。

何と言っても、初恋相手のウジンと13年ぶりに再会できて、幸せになれた。

 

若干ヒョンテが可哀想だったけど、ウジン派のあたしとしては、すまん諦めてくれとしか言えねぇ。

13年間以上ソリだけを見つめて生きてきたのに、辛いと言えば辛すぎる。

ある意味初恋実らなかったチャンより切ないかもだよ。

 

そして誰にも知られてないが、叔父さんはジェニファーと出会っていて人知れずたまたまジェニファーを一瞬とはいえ心を支えたんだよね。

 

まだまだ色々あるけども、タイトル以上に感動作でした。

タイトルだけ見ると、感動作には思えなかったんだけどw

 

しかさ、これからはセジョンくんの活躍に期待ですね!!